【レポート】池澤隆史市長と面談の機会を頂きました。(2021年10月14日)
10月14日、西東京市の池澤隆史市長と面談の機会を頂きました。
以下、レポートとしてお届けします。
すべての子どもたちが安心して大人になっていけるために
面談ではまず、この街に暮らすLGBTQ(性的マイノリティ)当事者として、この街で育っていくすべての子どもたちが安心して大人になっていけるように、そして大人になってからも、安心してこの街で暮らしていけるように、子育て支援や教育等で子どもや保護者の支援をする方々が、“LGBTQかもしれない子どもたちが居る”ということを想定した仕組みや関わりをしていって欲しいうことをお願いしました。
これは、この街の子どもの成長や未来に対して温かい眼差しや想いをもっている池澤市長へ第一にお伝えしたいことでした。
具体的な要望としては、子育て政策や子ども相談等に、LGBTQ当事者やそのご家族がセクシュアリティやジェンダー、性に関する相談がしやすいような雰囲気づくりや配慮のある情報発信、窓口での対応、居場所づくり等をご検討頂きたいことをお伝えしました。
多者協働を意識した活動を通じて感じたこと
当団体(レインボーコミュニティ西東京)は、これまで市民活動や地域団体の方等と顔の見える関係づくり、多者協働を意識して活動してきました。 ここ1、2年、行政の担当課や市民活動の中間支援組織、また私たちの声に耳を傾けてくださる議員の皆様のご尽力やご支援もあり、有難いことに、地域福祉や男女共同参画に関わる方々や団体等と、この街で生きづらさを抱える人がいなくなるように何ができるのかを一緒に考えたり取り組んできた実感があります。
しかし一方で、団体としては、LGBTQや性の多様性について想定し、それぞれの生き方を尊重したまちづくりや市民を大切にする自治体であることを内外に示すためにも、具体的に同性パートナーシップ制度については、制度導入の時期を明確にしていただきたいという想いについても、今回の面談ではお伝えさせていただきました。
今回の面談において、池澤市長には真摯な姿勢で私の話に耳を傾けて頂けたことを深く、心から感謝申し上げます。また市長からは、今後も当事者の声やLGBTQの理解増進に関する講座等へも参加するなど、話し合いのプロセスを大切にしていきたいというお話があり大変有難く思いました。
いち当事者としての願い
団体として、またいち当事者として、西東京市でも一刻も早く同性パートナーシップ制度やLGBTQ当事者の生きづらさを解消したり寄り添える仕組みが整うことを願っています。
そのためにこれからも、顔の見える関係づくり、多者協働を大切にしながら団体としての活動も行ってまいりたいと思います。この度の機会、本当にありがとうございました。(記:星 竜也)