埼玉県立入間向陽高等学校の人権学習で話をしてきました


2021/11/22、埼玉県立入間向陽高等学校の人権学習「人の数だけ『性』がある!(性的マイノリティを考える3年人権学習)」に招聘され、レインボーコミュニティ西東京(以下「当団体」と言います)からはルカとJOEが参加し、LGBT当事者として、3年生の皆さんに話をしてきました。

テーマは、セクシュアルマイノリティを考える、とのことで、Eテレの「バリバラ10年目SP #2自分らしさって?! 多様な性と多様性」を生徒さんが視聴したあと、当事者の話を聞くという形で、我々を含む招聘された当事者が、それぞれの組に分かれ、2コマずつ話をしてきました。

左端は入間向陽高校の川口教諭。他7名が当事者、後段中央が当団体ルカ、右下円内がJOEです。
左端は入間向陽高校の川口教諭。他7名が当事者、後段中央が当団体ルカ、右下円内がJOEです。

※話の後、JOEは仕事で先に抜けたため、円内別写真となりました

JOEからは、LGBTやSOGIという言葉の基礎、使ってはいけない差別的ニュアンスの言葉、カップルで暮らしていることの実態、結婚が保障されないことでの不便、権利保障のための当事者認知の第一歩となる、自治体でのパートナーシップ認証制度について等をお話しました。生徒さんは皆まじめで、熱心に当事者の声に耳を傾けていました。LGBT当事者としては、「これだけたくさんのニュースになっているのだから、知っているだろうな」と思っていたパートナーシップ認証制度について、JOEが話をしたクラスの生徒さんの中で知っていた方はほとんどおらず、一般社会においての認知度はまだまだだなということを知り、逆にこちらがそのことを学習しました。

生徒さんの中からは、「LGBT当事者の友達がいるが、どう接したらいいですか?」とか、「幸せな人が増えていいのに、何故同性婚は日本では認められないのですか?」などの質問があり、きっちりお話を聞いていただき、新たな認識が生徒さんの中に根付くきっかけとなった実感がありました。

生徒さんの授業メモや感想には、どれもぎっしりと内容が書かれており、熱心さがうかがわれます。
生徒さんの授業メモや感想には、どれもぎっしりと内容が書かれており、熱心さがうかがわれます。

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