西東京市長選挙実施に伴う公開質問状の候補者回答公表


レインボーコミュニティー西東京メンバーの講評 その1

各候補者の回答を読んで、レインボーコミュニティー西東京のメンバーは次のように感じました。なお、各感想はメンバー個人それぞれの自由な発言です。

JOEはこう思った

池沢氏は西東京市の副市長として、現在に至るまでの経緯を為政者として把握してきた人です。現在西東京市でのパートナーシップ認証制度の施行を望んでいる人は、「陳情が通ったものの、それ以降の進展が…」と歯がゆい思いをしていると思いますが(私もその一人です)、特に質問3の回答では、現状を進展させるものを感じ取ることはできず、事態を見守るのではなく、「自分が何を為すか」という実行力をもった回答を期待したかったところです。率直に言って、現状を前進させる気がない、という印象を受けました。また、質問4でも、従来の啓発活動だけでなく、市としての具体的政策の提案をいただきたかったところです。

平井氏は、比較的建設的で具体性のある施策を打ち出し、LGBTQ+の権利保護に対してより建設的な姿勢が見受けられます。西東京市に対して、私は個人的には何かと無難な中庸・平均点を目指す所だなという印象を持っていますが、LGBTQ+の施策に対する限り、既に多摩地域では、質問に挙げられていたように、府中市、小金井市、国分寺市の3市がパートナーシップ認証制度を実施するなど、ここでやっておかねばむしろ遅れを取りかねず、もはや中庸とは言えないのではないかと思っています。個人的には、平井氏に期待したいところです。

こういちろうはこう思った

池沢氏の回答に対するコメント

質問1(市内の現状):
「性的マイノリティの啓発活動に積極的に取り組んでいることは承知しています。」
→承知しているから何なの?今後どうするの?その先が全く不透明で見えません。これで2025年(任期満了年)までこの状態が続くのかと思うと気が重くなります。

質問2(条例施行開始行政に対する評価):
「3市(府中・小金井・国分寺)をはじめ制度を導入した自治体が、今後、当制度を活用し、どのような政策を展開していくのか、注目しています。」
→2025年(任期満了年)まで高みの見物を決め込む気満々の発言です。注目するのではなく、注目される立場になろう、という自発性が全く感じられません。

質問3(同市での条例施行開始時期):
「お互いをパートナーとして市が認証するだけでなく、この制度を通じて、日常生活における利便性の向上や、周囲の方々の理解促進などに結び付けることが大変重要である」
→周囲の人たちの理解促進云々についての筆問ではありません。いつまでに施行するのか、という質問です。これに対してのコメントが、
「同性パートナーシップ制度を所管する部署からのヒアリングにより、詳細を確認した上で、判断してまいります。」ということであれば、2025年(任期満了年)までには施行されません、ということを明言されたも同然です。また、ここに書かれている回答は、質問3ではなく、質問4に対する回答が妥当なのではないかと考えます。

質問4(当事者への配慮…ソフト面):
「あらゆる場面において、各々が認め合い、尊重し合える環境が必要であると考えます。そのためには、なにより性的マイノリティへの正しい理解が重要です。」
→までは良いとして、「具体的な考え方は、設問3で回答したとおりです。」とありますが、質問3は条例施行開始時期に対する質問であり、質問4は当事者への配慮に対する質問なので、完全に質問をはき違えています。このような回答を得たことで市政運営に対する不安が増しました。

質問5(当事者への配慮…ハード面):
回答全体が箱モノ(ハード面)に対する質問なのに対し、得られた回答は対人(ソフト面)に対する回答で、箱モノに対しての回答は一つも得られませんでした。この質問は僕が独自に考え、「トイレ」「病院」と、具体例まで出して質問した大サービス問題だったのですが、とんちんかんな回答が来たので非常に落胆しました。

平井氏の回答に対するコメント

質問1(市内の現状):
この他にも近隣地域社会でのメディアの露出なども行いました。

質問2(条例施行開始行政に対する評価):
隣接市民が西東京市に転居して来る時、あるいは市内の病院や公共機関を利用する場合の障壁になってはならないと強く感じます。この格差を是正することによって誰もが利用しやすい西東京市になるべきであると思います。

質問3(同市での条例施行開始時期):
来年度中、という強いお言葉に心が奮い立ちました。来年度(2022年度)中に始めるのであれば、今までのような足踏みをしていることはできません。今まで以上に市役所職員や担当窓口との方との話し合いを持ち、(時にはリモートで)、お互いの立場をぶつけあい、すり合わせていくことが大切だと思います。他市で施行している行政の団体をゲストに招いて行政と市民がどのように話を進めてきたのか、オブザーバーとして参加していただきたいです。

質問4(当事者への配慮…ソフト面):
そこです。電話相談窓口を設置していただきたいです。できれば当事者用と親御さん用の2回線あるととても良いかと思います。

質問5(当事者への配慮…ハード面):
事実、緊急入院しても性的違和や同性愛者というだけで嫌な顔をされたり、高額な個室を進められているケースが多々見受けられます(病院持ちで個室に入れるなら構いません)。これはその個人の特性に基づいた不当な差別であると感じます。このようなことがないよう、どんな患者が来ても決して動じることのない病院運営をお願いしたい、と思います。
また、福祉施設においても同様です。性の多様性は高齢者にもあります。そこに配慮した運営ができるよう、マニュアルを作成し、誰もが西東京市に来たい、住みたい、暮らしたいと思える街になるようにしたいと思います。

総じて:

まずは池沢さん、「全市民にコロナワクチンを接種を!」といっているが、国が用意するワクチンは「6000万人分」です。そのうち20万人分がここに集まってくること自体、冷静に考えてみればあり得ないと。国民の二人に一つのワクチンがなぜ西東京市に一人に一つのワクチンが届くのか、何を企んでいるのか、聞いてみたい。

つぎに平沢さん、「こんなもんじゃない」のはわかるけど、50年もここに住んでいれば「所詮こんなもんよ」って気持ちになっている自分がいます。普通は50年以上住んでいれば何かが大きく変わるんでしょうけど、いままでかわったことなんて見たことない。そのいい例が田無駅南口のなかなか進まない開発です。もっと言うなら、田無で急行列車が各駅停車になるなら、この駅に特急を止めなさい!と言いたい。これだけの乗降客がいる田無に特急が止まらないのか、これはなぞとされています。こんなもんじゃなかったら、まずは市民の意識をガラッと変えていく必要があると思いました。

レインボーコミュニティー西東京メンバーの講評はまだ続きます。

西東京市長選挙実施に伴う公開質問状の候補者回答公表」への2件のフィードバック

  1. 池沢さんは、結局何もしないと言っているような物,平井さんは、意見を持っている。そう思います。行政マンか,政治家かどうか,わかりやすい。

    1. コメントお寄せいただきありがとうございます。多様な意見のある中、この質問状回答も様々な受け止め方があるかと思います。選挙の際、判断の一助になれば幸いです。

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